NASAが火星移住計画を発表!2018年から始まるその計画とは?

引用元:http://natgeotv.jp/tv/lineup/prgmtop/index/prgm_cd/2070

ワシントンDCで開催された「The Humans to Mars Summit」にてNASAは人類を赤い惑星に到達させるための数段階のプロジェクトを明らかにしました。

NASAによるとすべてが順調に進めば、2030年から有人火星探査プログラムを開始できるという事です。

ついに映画のようなことが現実世界で可能となりつつありますね。

私たちの一番身近な星と言えば月ですが、その月に到着するのでさえ大変な技術力と科学力が必要です。

そして今度は遥か遠く離れた火星に行くというロマン溢れる話ですよね。

火星については度々無人探査機を送っていて地表の状態や大気について調べています。

2030年、人類が目指している火星とはどんな星なのでしょう。

また、どのようにして火星に移住する計画なのでしょう。

そんな火星とNASAが発表した数段階のプロジェクトについて調べてみました。

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火星

引用元:http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/mars.html

火星は地球のすぐ外側をまわる惑星で、太陽からの距離は2億2,794万kmです。

地球から火星までの距離は約7,800万kmで、音速のジェット機で5年、宇宙船で5~6ヶ月かかる距離となります。

ちなみに地球と月の距離は38万4,400kmですので、約200倍以上の距離に当たります。

とにかく、めちゃくちゃ遠いということは想像できますよね。

火星は赤い惑星と呼ばれています。

それは、火星の表面が酸化鉄(赤さび)を多く含む岩石で覆われているため地球からは赤く見えているのです。

火星の直径は3,396kmと地球の約半分で、体積は1/10ほどで、表面の重力は地球の1/3と言われています。

火星は地球とほぼ同じ、24時間37分かけて自転しています。

そして、687日かけて太陽のまわりを公転しているのです。

地球の外側を回っている惑星ですので、1年が地球のほぼ2倍になっているのですね。

また、火星の自転軸は25度ほどかたむいているため、地球と同じように四季の変化が見られるようです。

表面はというと、地球のように植物や海は無く、クレーターや火山、峡谷などが見られます。

実は地球の直径の約半分しかない火星ですが、太陽系最大の火山であるオリンポス山があります。

引用元:http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/mars.html

この火山ですが、どれほど大きいかというと、

●直径は約600km

●高さは富士山の7倍近い27km

つまり、直径は東京ー大阪間の距離で、高さは飛行機の高度10倍、オゾン層とほぼ同じ高さの火山ということですね。

もう、半端なくでかいです!

この巨大火山ですが、今は活動していないようです。

おそらく数千万年前頃までは活動していたとみられています。

さらに火星にはもう一つ太陽系最大級のマリネリス峡谷があります。

引用元:https://ja.wikipedia.org/wiki/

写真を見てもらえばわかる様に、赤道付近を横断しているのがマリネリス渓谷です。

●全長が約2,000km

●幅は200km

●一番深いところでは10km

札幌市から那覇市までは約2250kmなので、簡単に言うと、日本がほぼスッポリ入ってしまう大きさというです。

正直、規格外に大きい渓谷ということです。

地球ではアメリカのグランドキャニオンが世界一の渓谷として有名ですが、グランドキャニオンでも全長446km、幅28kmで深さは最大で1.6kmです。

グランドキャニオン引用元:http://gde-fon.com/download/abyss_south_rim_national_park_grand_canyon/543589/2144×1423

グランドキャニオンと比べると、いかにマリネリス渓谷が巨大かお分かりいただけますか?

さらに火星には過去に水が流れた跡のような地形も数多く残されています。

引用元:http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/mars.html

これはかつて、火星表面に大量の水があったことを物語っています。

しかしながら、重力が地球の1/3と小さかったため、蒸発してしまったか、もしくは、地球よりも寒冷な環境の為、地下に氷結してしまったと考えられています。

事実、アメリカの火星探査機「オポチュニティ」と「スピリット」によって、水があった環境下で作られたと考えられる鉱物も発見されています。

このことから、火星には昔大量の水があり、そして現在でも地下には氷の形で存在し続けていることが、ほぼ確実視されています。

そして火星には薄い大気があります。

大気は二酸化炭素が主成分で、構成比は、二酸化炭素(にさんかたんそ)95.3%、窒素(ちっそ)2.7%、酸素(さんそ)0.15%、その他1.85%となっています。

0.15%とほぼ無いに等しいですが、酸素があるのに驚きました。

大気圧は6~9HPa(ヘクトパスカル)程度で地球の1/10以下と非常に薄いです。

しかし、薄いといえど大気があるので、台風や竜巻など多くの気象現象が発生しているようです。

ときには火星全球を覆うような砂嵐も発生し、「黄雲(ダストストーム)」と呼ばれています。

このダストストームはあまりにも大きいため、地球からから小さな望遠鏡でもその様子を観測することができるそうです。

地球からも観察できるくらいですから、半端じゃない砂嵐なんでしょうね。

正直、こんなところに人類が行って本当に大丈夫なのでしょうか。

NASA火星移住計画

引用元:http://japanese.engadget.com/2017/05/12/nasa-2030/

火星がどんな惑星かわかったところで今度はプロジェクトを見ていきましょう。

NASAの発表によると、まず第1フェーズとして、2018年から2026年にかけて4度の有人飛行を含む宇宙基地建造ミッションを実施するとのことです。

具体的に言うと、8年間で宇宙空間に居住区域、科学研究区域、動力ユニット、エアロック、船外操作用のロボットアームといったモジュールやパーツをシスルナ空間(地球と月の中間地点)へ送り込むというものです。

もうすでに、ボーイングが、月や火星への有人探査の拠点となる宇宙居住スペースDeep Space Gatewayのコンセプトを発表しています。

Deep Space Gatewayは宇宙線などの厳しい環境からクルーを守る居住区域として、また深宇宙探査のための重要な研究をこなすラボとして使うことを想定しています。

これはNASAが将来(ISSが周回する)地球低軌道よりも遠くを目指すクルーらの生活スペースとなる居住モジュール試作品を製作すると発表したことに伴い、民間の宇宙開発企業6社が参加し、それぞれの特徴を活かした居住空間を約2年かけて製作するというNASAと6つの宇宙開発企業のNEXTstepプログラム一環です。

すべてが順調に進めば、2027年からは第2フェーズへと移ります。

まず宇宙船Deep Space Transport vehicle(深宇宙探査船)を無人で、続いて約1年間かけて基地内でシミュレーションを行うクルーを送り込みます。

※写真は深宇宙探査船のイメージです。

引用元:https://www.renderosity.com/mod/bcs/phaelon-deep-space-transport/109887

そして、実際に火星を目指す有人探査を開始するのは更に段階を踏んでからとなります。

計画通りに進めば、有人火星探査ミッションは2030年代に開始する計画です。

ただ、それ以前に、大量の資材を月の近くまで送り込む大型ロケットSpace Launch System (SLS)⇒(スペースシャトルから派生した大型打ち上げロケットのこと)を実用化しなければなりませんので、まだまだ前途多難と言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

火星という惑星のこと

そして、

そこに行くまでの計画

をご紹介しました。

火星は太陽系のほかの惑星の中では一番近く、そして人間が住めるほどの重力と薄いながらも大気が存在する、いわば辛うじて人類が住める、いや、住むことができる様にできる惑星という印象ですね。

しかし、火星の表面温度は-140℃~-60℃と地球で一番寒い所よりも極寒の世界です。

台風、竜巻、ダストストームと気象現象も多いようですね。

もちろん地球のように酸素もありません。

したがって、オゾン層も大気圏もないので小さい隕石がいたるところに降り注いでいると予想できます。

ですので、火星での生活は基本的に超頑丈な巨大コロニーを建設し、その中で生活を行うというものになるでしょう。

引用元:https://miraischop.com/2014/05/the-future-of-the-large-scale-space-development/

最初に移住した人は大変でしょうね。

しかしながら、なんとも夢のある話ですね。

火星移住計画はまだまだ計画の段階。

そして計画実行には沢山の問題が立ちはだかっています。

それを機関、国、そして、世界中が一丸となって取り組むことで、実現できるのではないかと思っています。

2030年、火星移住計画ぜひ成功してもらいたいですね。

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